時々、起業したいけどどうしたら良いかと言うご相談をいただきます。
前提として僕はサラリーマンは向いていませんでした。
これは、僕に限らずかなり大きな要素だと思います。
もし僕に全知全能の才能があっても、
サラリーマンが向いていれば辞める理由はありません。
起業を使命だとか、社会的意義だとかのイデオロギーと言うのは後付けで「環境的要因」が大きいと思います。
子供のころ、
海岸で陸地に打ち上げられているマンボウを見た事があります。
瀕死の状態でピクピクしていました。
海に返してあげると、元気に泳いで去って行きました。
マンボウが海でしか生息できないのと同じで、
そもそも「生態系」が違うのかもしれません。
そんな状態なので、機会が来れば自然に辞めます。
誰に相談するわけではありません。
自然に辞めます。
起業に向けて準備をしていたわけではありません。
おそらく準備ができる人は、サラリーマンでも生きていけると思います。
ですので、先ずは職場を辞める人は「組織」が合わないという事をあげます。
次はイベントです。
僕の場合は、まず職場の人間関係が悪くなりました。
職場で人間関係が悪くなると、それは組織において「死」を意味します。
あぁ来るべき時がきたか…みたいな「達観」のような感じです。
人間関係が破綻した所でショックはありません。
組織に対する執着が全くないので、孤独も全然辛くありません。
そこで、僕の選択肢は2つの選択肢を得る事となります。
組織では絶対的な敗北でも、心理的には優位なポディションです。
・組織から全く必要とされない窓際族として生きる
・起業する
あとは、トリガーが引かれれば起業、そうでなければ窓際族です。
僕の場合、稀勢の里関が横綱昇進で鯛を上げた瞬間に、
バチッと起業の意思が固まりました。
ありがたい事に上司からも引き留めていただきましたが、
意思は全く変わりません。
残る、残らないの話ではなく、もう決まっているのです。
経営者仲間に聞くと、
みんな僕と同じような感じでした。
強い決心のもと起業していた方は少ないように思います。
・サラリーマンが恐ろしいほど合わない
・何かのイベントが発生し、導かれるように辞める
です。