長門市で働く起業家の日記

いきいき治療院代表/ミスターバンブー代表 阿部弘行

新規事業Qyuppa(キュッパ)

こんにちは。
長門市仙崎パソコンショップ
ミスターバンブーの阿部弘行です。

現在、新規事業のQyuppa(キュッパ)を開発中です。


Qyuppa(キュッパ)とは、中小規模の法人向けに19,800円でホームページ制作、事務代行、打ち合わせ、修理に至るまでパソコンに関する業務をパッケージ化したサービスです。

20,000円以内で事務員を雇うと言うコンセプトで、
準備中です。

実は中古パソコンショップ・ミスターバンブーを長門市でオープンしてからこの構想はありました。ただ、当時の僕はExcelもプログラミングも中途半端なものでした。

中古パソコンという「モノの価値」に依存しながら、
何とかIT業に関わろうという戦略を採択します。

はじめは中古パソコンや修理で、
Excelやプログラミングの知識を深めてきました。

インプットだけでは弱いので、パソコン教室も併用でアウトプットし知識を固めて行きます。「教える」というコスパは最強です。

ミスターバンブーのお客さんに対して「足掛け」にするとは失礼じゃないか?と言う声が聞こえて来そうです。

確かに高校進学の「学習塾」であればあり得ません。

ただ、5教科とは異なり、パソコンは情報産業です。
出題範囲が決められていません。

特にビジネスパソコンは絶えず学ばなければ陳腐化します。

多くのパソコン教室は仕組化し教材のアップデートが容易ではありません。
次第に情報鮮度が落ちて行きます。

僕も実績のあるプログラマーからプライベートレッスンを受けていました。当時は希少スキルでしたが、今は「Google」で可能なものばかりでした。

それに比べ僕の場合はビジネスを前提とした知識です。
ですので、Excelにしてもプログラミングにしても実践的なものしか教えません。

2年の歳月を経て当初の構想であるオンラインパッケージ商品をリリースする事となりました。

しばらくは、ミスターバンブーと併用して進めますが、

Qyuppa(キュッパ)は会社やお店の効率化。
ミスターバンブーは地域のパソコンの窓口。

コンセプトが全く違いますが、
両サービスとも社会的意義が高い事業だと自負しています。
いずれは2つの事業が分離独立して歩めればなと思います。

 

mr-bamboo.site

起業家の条件

時々、起業したいけどどうしたら良いかと言うご相談をいただきます。

前提として僕はサラリーマンは向いていませんでした。
これは、僕に限らずかなり大きな要素だと思います。

もし僕に全知全能の才能があっても、
サラリーマンが向いていれば辞める理由はありません。
起業を使命だとか、社会的意義だとかのイデオロギーと言うのは後付けで「環境的要因」が大きいと思います。

子供のころ、
海岸で陸地に打ち上げられているマンボウを見た事があります。
瀕死の状態でピクピクしていました。
海に返してあげると、元気に泳いで去って行きました。

マンボウが海でしか生息できないのと同じで、
そもそも「生態系」が違うのかもしれません。

そんな状態なので、機会が来れば自然に辞めます。
誰に相談するわけではありません。
自然に辞めます。
起業に向けて準備をしていたわけではありません。
おそらく準備ができる人は、サラリーマンでも生きていけると思います。

ですので、先ずは職場を辞める人は「組織」が合わないという事をあげます。

次はイベントです。

僕の場合は、まず職場の人間関係が悪くなりました。
職場で人間関係が悪くなると、それは組織において「死」を意味します。

あぁ来るべき時がきたか…みたいな「達観」のような感じです。
人間関係が破綻した所でショックはありません。
組織に対する執着が全くないので、孤独も全然辛くありません。

そこで、僕の選択肢は2つの選択肢を得る事となります。
組織では絶対的な敗北でも、心理的には優位なポディションです。

・組織から全く必要とされない窓際族として生きる
・起業する

あとは、トリガーが引かれれば起業、そうでなければ窓際族です。
僕の場合、稀勢の里関が横綱昇進で鯛を上げた瞬間に、
バチッと起業の意思が固まりました。

ありがたい事に上司からも引き留めていただきましたが、
意思は全く変わりません。
残る、残らないの話ではなく、もう決まっているのです。

経営者仲間に聞くと、
みんな僕と同じような感じでした。
強い決心のもと起業していた方は少ないように思います。

・サラリーマンが恐ろしいほど合わない
・何かのイベントが発生し、導かれるように辞める

です。

長門市パソコン教室/販売/修理/のミスターバンブー



2023年挨拶

こんにちは。
ミスターバンブーの阿部弘行です。
毎日下関から通っています。
ミスターバンブーももうじき3年目に突入します。

ミスターバンブーの他にいきいき治療院下関という、
あん摩鍼灸マッサージ業を3店運営しています。
ちなみに僕は、治療はできません。

現在、Qyuppa(キュッパ)というサービスを作りこんでいます。

Qyuppa(キュッパ)とは、中小規模の法人向けに19,800円でホームページ制作、事務代行、打ち合わせ、修理に至るまでパソコンに関する業務をパッケージ化したサービスです。

僕はパソコンショップミスターバンブーを開業した理由は、
学びながら収益が得られるビジネスモデルを構築でした。

何故学びが必要かと言いますと、キュッパのサービスを厚くする為です。
ミスターバンブーを開業するかなり前から「総合事務サービス」の考えがありました。

何故Qyuppa(キュッパ)をやりたいと思ったかと言いますと、
昔、F県の倉庫でアルバイトをしていた時の経験からです。

流れてくる商品を、
ドラッグストアの支店に対して振り分けるだけの退屈な仕事です。
さらに、現場責任者がスキンヘッドで「鬼」でした。
もちろん眉毛もありません。

女性従業員とは乳繰り合いながら、
いつも60歳以上の従業員(江藤さん※仮名)を標的に鉄拳を加えていました。

退屈な仕事に、
ごろつきの様な責任者。
薄暗い工場。
ガラス玉の様な目をした労働者。
江藤さんの断末魔

ここは日本なのか…?

北斗のケンのような世界観。
まさしくディストピア(死の世界)でした。

鬼責任者を頂点とするカースト制度
ミスの度に悲鳴がこだまします。

ここでは常にミスは人間に帰属します。
仕組ではなく全て人間のせいです。

ちなみにスキンヘッドに殴られていた江藤さんは、
50名近くいた会社の元経営者でした。

江藤さんから、僕へのメッセージは、

「ここが異常やなかとよ。社会はこんなもんばい。使われる人間になったらいけんとよ。コンピューター使えんようにならんと、ずっと使われるんよ」

やがて僕は大きな会社に就職しました。

倉庫のように酷いものではありませんでしたが、
取りあえず、パソコンだけは勉強しておきました。

しかし、
江藤さんの言葉は僕の人生に大きな影響を与えます。
それが幸か不幸かは、今でも判別できません。

パソコンを学び会社で感じた事は、
非効率過ぎる…という事です。

会議、資料の為の資料、稟議書、印鑑…。
当時から優れたツールはいくつもありましたが、
上司に提案しても興味を持たれる事はありません。

パソコンを扱える人間がいなかったと言うとそうではありません。
そこには官僚のような事務職がいました。

出世の速さが格段に違います。
経営陣との距離が近いのです。
営業会社でありながら、彼らこそ会社の根幹です。

そこで、再度元経営者の言葉が脳裏によぎります。

「ここが異常やなかとよ。社会はこんなもんばい。使われる人間になったらいけんとよ。コンピューターば使えんようにならんと、ずっと使われるんよ」

仕組を担う彼らを羨ましいと思った事も、恨んだ事もありません。
ただ、社会構造の一部を確認出来ました。

やがて僕は会社を辞め起業しました。
そして、この度Qyuppa(キュッパ)を開始します。

度々出現する、
江藤さんの言葉を預言として起業をしたわけではありません。

また僕の人生の整合性を持たせる為に、
引き合いに出しているわけでもありません。

いつも言葉よりも先に脳裏によぎるのは、
殴られながら必死に謝るグシャグシャになった表情です。

スキンヘッドと江藤さんの関係性はアウトプットは異常ですが、
忙しいは心を無くすと書きます。
現在クライアントは多くはありませんが、
コロナの影響は深刻で様々な課題を企業に投げかけています。

Qyuppa(キュッパ)がそうした課題解決に一役買わせていただければ幸いです。

2023年も何卒よろしくお願いします。