こんにちは。
ミスターバンブーの阿部弘行です。
毎日下関から通っています。
ミスターバンブーももうじき3年目に突入します。
ミスターバンブーの他にいきいき治療院下関という、
あん摩鍼灸マッサージ業を3店運営しています。
ちなみに僕は、治療はできません。
現在、Qyuppa(キュッパ)というサービスを作りこんでいます。
Qyuppa(キュッパ)とは、中小規模の法人向けに19,800円でホームページ制作、事務代行、打ち合わせ、修理に至るまでパソコンに関する業務をパッケージ化したサービスです。
僕はパソコンショップミスターバンブーを開業した理由は、
学びながら収益が得られるビジネスモデルを構築でした。
何故学びが必要かと言いますと、キュッパのサービスを厚くする為です。
ミスターバンブーを開業するかなり前から「総合事務サービス」の考えがありました。
何故Qyuppa(キュッパ)をやりたいと思ったかと言いますと、
昔、F県の倉庫でアルバイトをしていた時の経験からです。
流れてくる商品を、
ドラッグストアの支店に対して振り分けるだけの退屈な仕事です。
さらに、現場責任者がスキンヘッドで「鬼」でした。
もちろん眉毛もありません。
女性従業員とは乳繰り合いながら、
いつも60歳以上の従業員(江藤さん※仮名)を標的に鉄拳を加えていました。
退屈な仕事に、
ごろつきの様な責任者。
薄暗い工場。
ガラス玉の様な目をした労働者。
江藤さんの断末魔
ここは日本なのか…?
北斗のケンのような世界観。
まさしくディストピア(死の世界)でした。
鬼責任者を頂点とするカースト制度、
ミスの度に悲鳴がこだまします。
ここでは常にミスは人間に帰属します。
仕組ではなく全て人間のせいです。
ちなみにスキンヘッドに殴られていた江藤さんは、
50名近くいた会社の元経営者でした。
江藤さんから、僕へのメッセージは、
「ここが異常やなかとよ。社会はこんなもんばい。使われる人間になったらいけんとよ。コンピューター使えんようにならんと、ずっと使われるんよ」
やがて僕は大きな会社に就職しました。
倉庫のように酷いものではありませんでしたが、
取りあえず、パソコンだけは勉強しておきました。
しかし、
江藤さんの言葉は僕の人生に大きな影響を与えます。
それが幸か不幸かは、今でも判別できません。
パソコンを学び会社で感じた事は、
非効率過ぎる…という事です。
会議、資料の為の資料、稟議書、印鑑…。
当時から優れたツールはいくつもありましたが、
上司に提案しても興味を持たれる事はありません。
パソコンを扱える人間がいなかったと言うとそうではありません。
そこには官僚のような事務職がいました。
出世の速さが格段に違います。
経営陣との距離が近いのです。
営業会社でありながら、彼らこそ会社の根幹です。
そこで、再度元経営者の言葉が脳裏によぎります。
「ここが異常やなかとよ。社会はこんなもんばい。使われる人間になったらいけんとよ。コンピューターば使えんようにならんと、ずっと使われるんよ」
仕組を担う彼らを羨ましいと思った事も、恨んだ事もありません。
ただ、社会構造の一部を確認出来ました。
やがて僕は会社を辞め起業しました。
そして、この度Qyuppa(キュッパ)を開始します。
度々出現する、
江藤さんの言葉を預言として起業をしたわけではありません。
また僕の人生の整合性を持たせる為に、
引き合いに出しているわけでもありません。
いつも言葉よりも先に脳裏によぎるのは、
殴られながら必死に謝るグシャグシャになった表情です。
スキンヘッドと江藤さんの関係性はアウトプットは異常ですが、
忙しいは心を無くすと書きます。
現在クライアントは多くはありませんが、
コロナの影響は深刻で様々な課題を企業に投げかけています。
Qyuppa(キュッパ)がそうした課題解決に一役買わせていただければ幸いです。
2023年も何卒よろしくお願いします。